Speaking - 取り返しのつかない生兵法

前のページにも関連していますが、スピーキングにおいては、特にBusiness Sceneにおいては生兵法、すなわちまだ本当に身に付いていない表現を使うことにも注意が必要です。本当に身に付いていないというのは、その表現の持つ語感というかニュアンスというか、要するにネイティブの人たちが持っているその表現の意味です。したがって特にネイティブ相手の場合はそれがいえます。

  • なぜスピーキングかというと、一つはいってしまったらそこで終わりだから。もう一つは危険性のある口語表現はWritingではあまり使うこともなく、むしろSpeakingでより使われるからです。
  • こういう話を聞いたことがあります。日本で有名なプロのゴルファーがUSで参戦した際にプレー中に同行のUS Golfersの使うF___ wordsをまねして多用していました。さて、プレーも終わり奥様同伴で夕食の席になったときにその日本人Golfersは昼間のノリでF___ wordsを連発。US Golfersの奥様方はもちろん旦那たちまで眉をひそめたそうです。
  • うちの会社の若手のEngineerがUSに数ヶ月トレーニングから帰ったときのことです(うちの会社では本来こういう英語のレベルの低い人は非常に少ないのですが、まれにLiaison Engineerなどでいます)。その人が帰ってきたというので一緒にみんなでランチをということになり、行きました。秘書の女性たちも一緒です。
  • その席でその人は、アメリカでは......。向こうでは.......。初心者のうちにうれしくてよくある高ぶりです。挙げ句の果てにはF___ words、Curse wordsの連発。聞くに堪えかねて「そういうのはね、そのことばの持つ本当の重みとかをよく分かって使った方がいいよ。分かってたら、こういう場所では使わないと思うけど。」といったところ、キョトンとしてます。望み薄です。
  • これらは極端な例ですが、口語表現は英会話学校などで先生にその表現・単語の持つConnotationをしっかり聞いてから自分のものにするのがいいですね。
  • さて、次ページでは私の初のTOEIC挑戦が始まります。